COLUMN

10 Aug 2024

猛暑とのつきあい方

今年の夏は特に暑く感じますね。 猛暑の中での作業は、人間も体力を大きく消耗しますし、植物たちにも深刻な影響があります。

雨が降らない日が続く猛暑の夏に、「涼しくなったら水やりをしよう」というわけにはいきません。 植物の水やりはこの時期に欠かせない重要な作業ですから、外で作業を続ける私たちにとって「暑さ対策」は必須です。今回は猛暑の中での工夫をいくつかご紹介します。お庭の手入れの際にお役に立てれば幸いです。

 

まず、最も大切なのはこまめな水分補給と休憩です。炎天下では気づかないうちに汗をかいているため、作業中は定期的に水分を摂り、スポーツドリンクや塩飴で電解質も補います。 また、2〜3時間ごとに短い休憩を取り、できるだけ木陰や涼しい場所でリフレッシュしながら作業を続けることが大切です。

 

次に、作業の時間と場所を工夫することも重要です。 日中はできるだけ日陰で作業し、屋根のない場所では朝や夕方に回すと効率が上がります。体感温度が下がることで作業しやすくなりますので、作業指示をする立場の人は作業場所や時間を特に注意しています。 そういえば、日中の暑い時間に水やりをしようとしてホースから熱いお湯が出たことはありませんか? 炎天下でホース内の水をそのままかけると、植物がやけどをしてしまうことがあります。 ホースの水が冷たくなるまで出し切ってから、水やりをしましょう。朝や夕方の涼しい時間帯に水やりをするのが人間にも植物にも優しい方法です。

 

最近では通気性の高い作業着や空調服(バッテリーで風を送るタイプ)が進化しています。これらは熱を逃がして体温を下げるために欠かせないアイテムで、毎年新商品が登場するほど人気です。長袖の作業服に加えて、タレ付きの帽子や手袋を使うことで、皮膚に直接あたる日光を避けることができます。

 

最も重要なのは、無理をせず体調に気をつけながら作業を進めることですね。 皆様、工夫を凝らして、暑い夏を乗り切りましょう。

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