COLUMN

01 Feb 2023

plants.plant no,2 “フユメ。芽。”

“フユメ。芽。”

 

このコラムを書いているのは、11月です。

朝、車のフロントガラスに露がつき寒暖差が増してきています。箕面では紅葉のもみじはまだ見られますが、新御堂の黄色く色づいたイチョウ並木はすっかり落葉してしまい冬支度をしています。

今回はそんな落葉樹のお話です。


落葉を済ませた木々は枝だけになってしまします。

そんな時、お客様からよく「この木枯れているのか大丈夫なのかわからない」とお聞きすることがあります。私たちも植木の様子(樹勢)を剪定する前に確認する事を大切にしています。


落葉樹が枯れているかどうか判断する方法としては、小さい枝であれば一節折ってみて、音や感触、切り口の色で枯れているのかわかります。折ったり、触れる事ができない場合は、枝の節や枝先の芽を見てください。


これは“冬芽”といて冬の寒い期間もすでに春の準備をしてふっくらと膨らんだり、艶があったり、細かい毛で覆われているものがあったり樹種よってさまざまな形をしています。枯れている枝であれば芽大きさが小さかったり、膨らみや艶がなく、通常の枝とは明らかに違うことがわかると思います。


暖かいストールを羽織ってお庭に出て枝先に目を凝らしてみてください。きっと新しい“冬芽”に出会えると思いますよ。

 

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