COLUMN
10 Feb 2024
plants. plant no,10 〜立春〜
年が明け、一ヶ月が過ぎましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。年明けからの災害や大事故が続き、心を痛められている方も多くおられることかと思います。 我々、ガーデンラボ一同は、被災された皆様とそのご家族の方々にお見舞い申し上げるとともに、被災地の皆様が一日も早く笑顔で毎日を過ごせるよう、心より願っております。
立春を迎えても、まだまだ冷たい風が吹く季節。庭の木々は眠ったかのように見えますが、いえいえ、これから梅をはじめとして、上品で質感のある花を咲かせたり、春に向けて蕾が大きく膨らんだりと、木々に咲く花や様子を眺めると春の暖かさが待ち遠しくなります。
関西近郊では年末に様々な品種がある“ツバキ”が咲き始め、年が明ける頃には蝋細工のような質感の花弁が特徴の“ロウバイ”が咲き、ロウバイが終わる頃には小花が半球状に集まって咲く“サンシュユ”や、リボンのような花弁を持つ“マンサク”が咲き始めます。“コブシ”や“モクレン”は白銀の毛をまとった蕾が大きく膨らみ、開花の準備を始めます。 早春に咲く花は黄色の花色を持つものが多く、その上小さく上品に咲いてくれます。 そこには、暖かい春を待ちわびている我々の思いが映し出されている様なもします。
冬が極まり春の気配が立ち始める日、「立春」。気温だけでなくお家のお庭や公園の木々から春の気配を求めて、お出かけしてはいかがでしょう。温かくして。